撮影日記 2003年01月分 バックナンバーへ今週のスケジュールへTopPageへ

01月30〜31日(木〜金)

 屈斜路湖で予定していたすべてのシーンを、30日の撮影で撮り終えた。頭の中にたくさん描いておいた絵コンテのすべてを撮影できることなど滅多にないので、順調な取材ができたと言っていいだろう。
 今日、31日も屈斜路湖で撮影する予定を組んでいたが、そうではなく、どこか気ままに好きな場所で撮影するゆとりができた。
 と、喜んでいたところ、 帰りのフェリー、2月2日の便の欠航が決まり、一日早く、2月1日の便に乗らなければならなくなり帳消しになった。
 今日は、北海道東部の港を回り、海に住むカモの仲間を撮影した。一番有名な場所は根室の花咲港だが、ここは光の具合が撮影にはあまりよくない。たっぷり撮影したいクロガモがたくさん浮いているほか、頭の色がとてもきれいなヨシガモの姿も見えるが、どうしてもいいポジションにつけることができない。もどかしいなぁ。
 仕方なく帰宅の途につき、札幌方面へと車を走らせているが、ふと以前に立ち寄った別の港を思い出し寄ってみることにした。
 こちらは大当たりで、多数のクロガモの他に、シノリガモ、コオリガモ、ホオジロがモ、スズガモ、ウミアイサの姿が見られる。特に、ウミアイサは北海道としては比較的数も多く、時には至近距離まで近づいている。
 僕は、ウミアイサを近距離から大きく撮影するのは初めてだが、こんな顔していたんだ!と感激。
  

01月29日(水)

 
屈斜路湖の夜明けと硫黄山

 一昨日撮影できなかった屈斜路湖の夜明けだが、今日は撮影できた。ただ、暴風警報が出るほどの強風で、手を離すと三脚が倒れてしまうありさまで、天気は良かったものの、とてもきわどい撮影になった。太陽が顔を少しだけのぞかせている数秒間の間で、もっとも風が弱い瞬間を探してシャッターを押してみた。
 右側の画像は、屈斜路湖の近くにある硫黄山という山の一部で、噴煙が噴出しているその様子は、九州の阿蘇〜九重あたりの風景にとても良く似ている。
 僕が撮影している屈斜路湖の周辺には火山帯があり、その火山の熱で温泉が湧き、真冬でも凍結しにくい場所があり、そこにハクチョウが餌付けられていることを説明するために、この硫黄山の風景も撮影してみた。
 僕は、物語を作りながら撮影するのがとても楽しい。ただ単に、きれいな写真を撮るために、言うならば絵作りのための撮影は、それほどに楽しいとは感じない。
 だが、今回のように湖があり、その湖の周辺に火山帯があり、その熱で温泉が湧き、その結果凍らない岸辺があり、そこに水鳥がいるというような物語の流れに沿って撮影するのであれば、撮影に俄然力が入るし、僕が見たものを見た通りに美しく伝えられる写真を撮りたくなる。
 これから僕は色々な類の仕事をして、さまざまな撮り方にチャレンジするだろうが、最終的には、いつも物語を展開しながら撮影する写真家になりたい。
  

01月28日(火)

 今日は、雨だ。早朝こそ雪が降っていたが、日が昇り気温があがると、雪は雨になった。
 早朝に雪の中のハクチョウを撮影したが、写真に写るほどの雪が降っていなかっため、荒天の日の雰囲気を撮影したに過ぎない。
 1〜2時間ほど撮影をしたところで機材がずぶ濡れになり、これ以上の撮影の続行は無理と判断して、あとは車にもどり機材やジャケットを乾かしながら昼寝だ。
 昨日、一昨日と、ほとんど休む間もなく一日中撮影をしたので、そんな日も、一日くらいはいいだろう。
  

01月27日(月)

 屈斜路湖の夜明け

 今日は、僕がハクチョウを撮影している屈斜路湖を説明する写真を撮るために、峠に登って、夜明けの湖を撮影した。朝焼けがいい感じで、
「これは気に入った写真が撮れそうだぞ!」
 とデジカメで撮影日記用の写真を撮ったまでは良かったが、このあと急に雲が濃くなり、フィルムでの撮影は、ほとんどできずに終わった。もう一度、チャレンジしなければならない。
「今日は曇りか?」
 と思ったが、峠を降り、湖畔にたどり着くと、今度はさっと雲が取れ、気持ちがいいくらいの快晴の天気になり、ハクチョウの方の撮影は順調に進んでいる。明日は、雪の予報だ。雪の中のハクチョウも撮影したい。
 明後日以降は、今のところ晴れの予報だ。僕は、北海道東部の天候に詳しくはないが、今までの経験では、道東の天気予報は九州に比べて良くあたる。多分、予測しやすいのだろう。
 僕の希望では、屈斜路湖では雪の日が一日、残りは晴れというのが理想だったが、その通りになりつつある。天候が思い通りにかない、もしも計画通りに撮影が進めば1〜2日のゆとりができるので、その時間で根室にいき、海辺で水鳥の撮影をしたい。
  

01月26日(日)

 門間氏 屈斜路湖にて

 僕が撮影中の屈斜路湖に北海道在住の写真家・門間君がやってきた。出発前に、撮影地で出会う約束をしていたのだ。
 三脚にカメラを固定して撮影する僕を横目に、
「三脚とは、まだまだ、あおいの〜」
 とばかりに地面に横たわり、さっそく門間君も撮影をはじめた。
 門間君が寝転んでいる屈斜路湖の岸辺には湯気が見えるが、これは温泉の湯気で、砂を掘ると温泉が出てくる。ほぼ前面凍結するほど寒い北の湖で、ほんの一部とはいえ凍らない場所があるのは、この温泉の力だ。
 今日は、朝から気持ちのいい晴れの天気で、気温もマイナス6度と寒くない。風が強いのが唯一の難点だったが、ほぼ夜明けから日暮れまでいい撮影ができた。
  

01月25日(土)

 屈斜路湖にて

 今日は、車のトラブルが発生。朝、エンジンがかからない。バッテリーは寒冷地使用だし、点検してきたし、そう古くもないし、エンジンオイルは寒冷地用のものに交換してきたのに・・・。
 ただ、九州にいる時から何となくエンジンがかかりにくいな〜という予感はあった。
 しかたなくJAFの救援を呼ぶことにしたが、荒天で道路が閉鎖されていて、除雪後でなければ動けない。大荒れの天気で、どうせ撮影ができる状況ではないし、まあ寝ておこうと、布団に入って横になって待った。
 除雪が終わると、JAFの要請を受けた弟子屈(てしかが)車両の方がすぐに駆け付けてくれた。
 ここの所が九州と違う。九州では救援を呼ぶと、JAFの専用車が来るが、ここでは地元の業者に依頼をするようだ。地元の業者だから九州と違って早く来る。
 救援車のバッテリーを、僕の車のバッテリーにつないでエンジンをかけてみるが、なかなかかからない。ブルン、ブルン・・・とエンジンが回りそうなのに回らない。そして、ようやくエンジンがかかった。
 僕の車はディーゼルなので、グロープラグという、始動時に車を温める部品がついているが、その部品に問題があるだろうとのことだった。
 これはすぐに修理をした方が良さそうだと判断をして、弟子屈の町から釧路まで80キロ弱を移動し、部品を交換してから、また弟子屈にもどった。
 
 出鼻をくじかれたようだが、良く考えてみると運がいい。
 今日は、朝の気温がマイナス7度程度だったから暖かい。暖かいのでグロープラグに問題があったが救援車のバッテリーをつなぐことで、なんとかエンジンをかけることができた。
 ところが、もしも今日がマイナス20度を下回るような日だったら・・・
 実は、ほんの数日前まで、朝の平均気温がマイナス25度前後だったのだから、どんなに救援車のバッテリーをつないでもエンジンは回らなかっただろう。
 すると弟子屈の町ではすぐには部品が手に入らないので今日の整備はできないし、明日は日曜日なので明後日の修理になる。僕は、宿であり移動手段でもある車を失い、どうにもならなくなったはずだ。
 しかも、釧路で車を整備して弟子屈にもどると、わずかだが青空が見える。雲が取れるのを期待して屈斜路湖に向かいカメラを準備して15分もたたないうちに、太陽が雲の切れ目から顔を出しいいコンディションになったし、たくさん撮影もできた。
 大荒れの天候のなごりで風がとても強く、どんなにカメラをしっかり押さえても、画面がガタガタと揺れるほどだったから、写真はぶれているものが多いかもしれながいが、飛び立とうして風を翼に受け、ふわっと浮き上がったハクチョウの動きは、強風でまるでスローモーションを見ているようにゆっくりだったから、逆にいい写真が多いかもしれない。
 果たして結果はどうだろう?
  

01月24日(金)

 小樽港にて

 さっそく、小樽で撮影をした。
 冬の北海道の港では、九州で滅多に見られないカモ類を見ることができる。シノリガモ、コオリガモ、クロガモなどがその代表格だが、図鑑を見ると、それらのカモはいずれも九州の周辺の海辺にも飛来することになっているし、実際、博多の志賀島で望遠鏡を使えば、かろうじてシノリガモの姿を確認できる。
 だが、あまりに距離が遠くて撮影の対象にはならないし、僕は肉眼で当たり前に姿が確認できなれば、見たとは思えない性質なので、志賀島にシノリガモを見にいこうとは思わない。
 シノリガモが嫌いなわけではない。シノリガモ他、海に住むカモ類には模様が面白い種類が多くて大好きだし、冬の北海道では、何日間かは必ず海ガモの写真を撮ることにしている。
 今日の画像は、そのシノリガモの撮影風景だが、車の窓から望遠レンズを出して、岸に近づいてきたものを撮影する。
 シノリガモは、海辺の岩場の周辺に多く見られるカモなので、できれば岩場で、海の大きな波に乗っかった姿を撮影したいのだが、そんないい撮影ポジションは滅多にないだろうし、一番簡単に撮影できる港の中の個体を撮影することになる。
 
 小樽での撮影後、北海道東部まで移動をしたが、大荒れの天候で往生した。
 粉雪が強風で舞い、目の前が真っ白になり、時々何も見えなくなる。慌ててブレーキを踏んでも、足元は粉のような雪なので、車がすべりすぐには止まらない。。ひき返そうか?どこか宿に入ろうかとも考えたが、ひき返すのも苦痛だし、時速30キロ程度のノロノロ運転で、何とか町まで走り抜いた。
  

01月23日(木)

 フェリーの客室

 小樽に到着した。
 日本海を運行する新日本海フェリーは、僕が乗船した新潟や下船した小樽の他に、秋田などにもターミナルがある。その秋田の観光ポスターが、今回乗船したフェリーに貼られていたが、一枚の大きなポスターの中に散らされた、小さな数十枚の写真のグレードの高さに、僕は思わず一枚一枚をのぞき込んだ。
 自然からお祭りなどの文化まで、どの写真もいい。
 これだけ色々な被写体を撮りこなしているとなると、さぞかし高名な写真家に違いないとクレジットを探してみると、なんとアマチュアによる撮影だ。ただし、一人のアマチュアではない。秋田県が主催した写真コンテストの応募作だった。
 もしも、一枚のきれいな写真を撮るのであれば、アマチュアもプロもない。むしろ、地元の人や、コストを考えずにすむアマチュアには、プロがかなわない面もある。
 だが、一冊の本を作るなど、たくさんの写真でストーリーを展開しながら具体的に何かを伝えるとなると、何を撮らなければならないのかを知っているプロと、漠然ときれいな写真を撮ればいいアマチュアとの、本当の力の差は歴然とする。
 今回、僕は一人の旅人として水辺の鳥を撮影しているが、漠然と、一枚のきれいなイメージカットを撮ろうするのではなく、誰に、何を伝えたいのかを冷静に考えながら撮影しなければならないことを、ポスターの前で改めて感じさせられた。

 今回の北海道取材では、ほとんどの日程を屈斜路湖で過ごすことにしているが、屈斜路湖には、温泉が湧いていて冬でも凍結しない場所がある。そこには、人が与える餌を頼って飛来するオオハクチョウたちが生息しているが、そのオオハクチョウの一日の物語を撮影して、子供向けの月刊科学雑誌に売りこんでみたい。
 子供向けの本というと、アマガエルやザリガニやトンボなど、その本を見た子供が実際に触れられる身近な自然が定番だし、僕もそれが王道だと思うが、逆に、みんなが見ることの出来ないものを見せてあげられる「子供向けの写真集」のようなページもあっていいのではないだろうか?
 特に月刊誌には年に12回のチャンスがあるから、もっといろいろなコンセプトを試してもいいように思うのだ。
 もちろん、子供向けと言えども写真集なのだから、写真のビジュアルにもこだわる。単に生き物のことを伝えるのではなく、妙に情緒的に自然を美化したものでもなく、また小難しく芸術家ぶったものでもなく、普通の人が普通に感じる「美意識」を大切した自然のページを作ってみたいのだ。
  

01月22日(水)

 田んぼに積もった雪と氷

 昨日は、ほぼ一日氷点下だったが、今日は、昨日よりも少し暖かい。田んぼの水辺には氷が張っているが、昨日降り積もった雪はかなりの部分が解けてしまった。
 空は、やはり曇り空で、瓢湖でのカモの撮影は思うようにならず、今日も昨日に引続き、田んぼでハクチョウを撮影した。

 今日の画像は、そのハクチョウが舞い降りてくる雪の田んぼだが、九州に住んでいる僕にとっては、これも貴重な被写体だ。九州で同じような写真を撮ろうとすると一苦労する。
 つい先日、子供向けの月間科学雑誌でアマガエルの物語を準備したばかりだが、その中には、数枚だが田んぼの写真も含まれている。
 そういった田んぼの写真は、単にアマガエルの生息環境を説明するためのものなので本の中で主役ではないが、見ごたえのある風景を撮影する時のように丁寧に撮影した写真だったし、写真が丁寧に撮られていると、やはり本全体の雰囲気がよくなり、写真を提供する者としても喜びが増す。
 また別の機会で、今度は冬の田んぼの写真も必要かもしれないので、今日は、それなりに時間をかけて、いい場所を探して田んぼも撮影しておくことにした。
 明日は、新潟の港からフェリーに乗り、明後日の朝、北海道に到着する。
  

01月21日(火)

 田んぼに積もった雪

 今日も天気が悪い。だが、今日は雪が積もっている。雪が積もれば、被写体をうまく選びさえすれば、いい撮影ができる。
 今日は、雪の田んぼに降り立ったハクチョウと、ヒシクイというガンの仲間の鳥を撮影した。ヒシクイはとても警戒心が強くて、80メーターくらいの距離までしか近づくことができなかったが、数十羽の群れが、瓢湖の裏側の田んぼに降りてきてくれた。
 ハクチョウは、日本に飛来する大部分の個体が、人が与える食べ物に頼って生きている。だから、ハクチョウの撮影は、どこかペットを撮影しているようでつまらないような気もする。
 だが、ハクチョウは、もしも人が餌付けをしなければ、田んぼなどで落穂を食べたりして暮らすと言われているので、田んぼに降り立ったハクチョウの撮影は、野生の生き物の撮影と言ってもいいのかもしれない。
 だから、餌付け場所で撮影をするのであれば、とにかく表面的にきれいな写真を撮るように心がけるのだが、田んぼに降り立ったハクチョウの撮影は、ただ絵になるかどうかよりも、ハクチョウの生態も同時に説明できる写真を撮るように心がけてシャッターを押すことにしている。
 今日は、雪の中から落穂を拾い上げるようすをたくさん撮影したが、落穂を食べるというハクチョウの食性と、冬に飛来するというハクチョウの季節と、あとは、田んぼに人が残した落穂を野生の生き物が食べ、どこかでハクチョウと人の生活とがつながっていることをイメージさせる写真を狙ってみた。
 今僕たちは豊かな生活をすることができるし、雪が降る冬にも娯楽がたくさんあるが、昔の人にとって、ハクチョウの飛来は、喜びだったのではないだろうか?
 そんな素朴な喜びを写真で回想できたらいいのだが、それは、ある日突然、旅人がやってきて写しとめられるものでもないか・・・

 餌付けをすることに関しては、賛否両論あるが、僕は、それなりにいいものだと思う。
 例えば、今日は、瓢湖の岸辺にコガモという小さなカモが寄っているのを見つけて、30分程度近くで見つめていたのだが、間近でみると、生き物の大きさがとても良く分かる。コガモって、本当に小さいのだ。
 また、細かい羽の様子を見られるのも、餌付け場所ならばでの楽しみだ。
 ただ残念なのは、小さな子供がたくさん見学に来るにもかかわらず、大抵の場合、ただ餌を与え、何かいいことをしたかのように大人達が思い込ませていることだ。そんな安っぽい人の善意のようなものではなく、もっと生き物そのものをみせて欲しい。
  

01月20日(月)

 新潟県瓢湖 ハクチョウの餌付け

 今日も雨。暗い空の影響で、瓢湖の水面はどんよりと重たい色合いで撮影ができない。昼頃、一時雨が雪に変わり、その時間帯のみの撮影となった。
 瓢湖での滞在の残りは明日・明後日のみなので、どちらか一日でいいから晴れて欲しいな〜
 瓢湖では一日3度、鳥たちに餌を与える。そのうちの一度が正午だが、今日はちょうどその時間帯に雨が雪に変わった。
 餌をまく時間帯は、たくさんの観光客で賑わうが、その中にはどこかしら幼稚園の子供達も紛れていたので、子供達が雪の中で餌やりを見物をする様子を撮影した。子供の本の仕事など、どこかで写真が使われることもあるかもしれない。
 僕は写真撮影そのものにはそれほど興味がないので、子供達が見物している様子を撮影するといっても、撮影意欲が掻き立てられる訳ではない。恐らく写真が仕事ではなければ100%、その様子を撮影することはないだろう。
 しかし、もしも写真が1〜2枚でも使われれば、北九州〜新潟の高速道路の料金くらいはでるのだから、撮っておくに越したことはない。
 そうやって何気にシャッターを押した写真でもたまに使われることもあるし、その時に、その一枚の写真がいい写真だったら、とても気持ちがいい。僕は自分自身が楽しく写真を撮ることにはさほど興味はないが、自分の写真が使われた印刷物がいいものになることには、とても興味がある。だから、もしもシャッターを押すのであれば、可能な限り丁寧に撮ることにしている。
 今回は、オリンパスのデジカメ E-10 を使って、そういった丁寧な撮影とは別にスナップ写真も撮っている。こちらは、有名な野鳥観察場所のガイドブックのようなものを想定してシャッターを押している。
 もしも天候その他、状況がとてもいいのなら、その時はフィルムの方がデジカメよりも決まるが、天気が悪かったり、あまりに平凡なシーンで、フィルムでは撮るに足らないような状況ではデジカメの方が絵になるような気が、僕はする。だからガイドブックのような撮り方にはデジカメが適しているような気がするのだ。
  

01月19日(日)

 新潟県瓢湖 ハクチョウの餌付け場所

 今日は、なんと雨。冬の瓢湖で雨に降られたのは、今回が初めての経験だ。
 ただ、早朝は1〜2時間だったが青空が出た。枚数は少ないが、今回の取材のねらいの1つである、カモのオスメスがビシッと並んでいる写真を撮った。調子が出てきて、もう少し撮影を続ければいい感じの写真が撮れそうだな・・・と考えていたら、急に雲が出てきて、撮影を切り上げざるを得なくなった。
 今日の画像の水面に浮かぶ黒い点々は、すべて水鳥だが、まあ、なんとすごい数だろう!
 瓢湖ではコガモという種類が比較的近距離で見られるのだが、今年は、ほとんどコガモの姿を見かけない。どうしたのだろう?

 カメラにトラブルも発生。今回は3台のニコンを準備してきたが、その中のF90Xが故障。カメラの電源が入りっぱなしになり、短時間で電池を消耗してしまう。F90Xは、日頃水中撮影に使用しているカメラなので、フィルム交換時に水滴が付いたり、かなり過酷な条件で使用している。多分、浸水して、シャッターボタンの接点が故障したのだろう。
 取材に出る前に、最新のF100を買おうかと考えたが、フィルムからデジタルに急激に移行をしている時代にフィルムカメラを買うことに迷いを感じ、結局買わずに出発した。が、いろいろな状況を想定しているが、やはり僕の撮影スタイルには、フィルムカメラの方が向いている。
 車で寝泊りする取材では、デジカメの電源に困る。電池が数分程度で充電できるのなら、車のバッテリーを使えばいいが、そうはいかないので、電池の充電のために車のエンジンを数時間掛けておかなければならない。
 また、デジカメだけでなくパソコンも充電しなければならないし、車のバッテリーの容量では、いくつもの機器を同時に充電することができない。
 仮にデジカメで撮影しても、撮影した画像をチェックするほどパソコンの電池にもゆとりもない。それならば、デジカメであることのメリットがほとんどない。やはり、帰宅をしたらF100を買おう。
  

01月18日(土)

 新潟県瓢湖 ハクチョウの餌付け場所

 新潟に到着した。今日から22日まで瓢湖で撮影をする予定だ。
 ねらいはカモの仲間を説明するための写真で、カモのオスメスが並んでいる写真、顔を正面から見た写真、顔の金属光沢をきれいに写し取った写真と、昨日の昆陽池でのねらいと同じだ。
 昆陽池との違いは、瓢湖は凍結する日があることで、凍結した日の早朝は、凍りついた水面と飛び立ちなどカモのダイナミックな動きとで、北国らしい情緒的な、そして力強い写真を撮りたい。
 また、朝から天気がいい日は夜明け前に動き出し、田んぼで鳴き交わすコハクチョウの凍りついた吐息を撮りたいと考えている。
 ただ、残念ながら気温が高い。早朝の気温が−3度以下に下がってくれたらいいのだが・・・
  

01月17日(金)

 兵庫県昆陽池(こやいけ)

 カモの餌付けをしてある場所は各地にたくさんあるが、そういった場所で多く見かけるカモは、オナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなど、大体種類が決まっている。
 ただそれでも、場所によって若干の違いがあり、今日撮影をした昆陽池にはハシビロガモがとても多い。僕のねらいも、そのハシビロガモだ。
 ハシビロガモのオスは顔に美しい金属光沢があり、角度によって緑色に輝くが、その輝きがもっとも美しいのは晴れの日なので、天気は晴れでなければならない。
 今日は、文句なしの快晴でいい撮影ができた。
 僕は、撮影の際に、生き物を情緒的に撮るのか、あるいは生き物について説明するために撮るのかを最初にはっきり決めるようにしている。
 情緒的に撮るのであれば、ただ生き物がいるだけでなく、すばらしい風景の場所でなければならないし、説明をするのであれば、餌付けがしてあるなど、生き物に近づいて撮影ができる場所の方が有利になる。今日の昆陽池は、見ての通り、都会の公園なので餌付けがしてある。したがって今日は生き物について説明するための写真を撮ったが、ねらいは3つある。
 一つ目は、ハシビロガモのオスメスが一枚の写真の中にビシッと収まっている写真で、派手な色のオスと地味なメスとの対比ができる写真。
 二つ目は、オスの顔の緑色の金属光沢が特に輝いて見える顔のアップ気味の写真。
 三つ目はカモの顔を正面から見た写真だ。
 一つ目のオスメスの写真に関しては、そこそこのものが撮れたのではないだろうか?二つ目の顔が輝いた写真は、今まで撮影したことがある写真よりも、少しいいものが撮れただろう。顔を正面から見た写真に関しては、そこまで手が回らなかった。
  撮影は午前中で切り上げ、ちょうど今、福井県を移動中だ。今晩中には新潟に到着するだろう。
  

01月16日(木)

 車の中

 兵庫県まで移動した。今日は高速道路のパーキングエリアで寝ることにした。途中、一度高速道を降り、温泉に入り食事をしてから、また高速道路を走り、明日の目的地まであと30分くらいの場所まで来ている。明日は、兵庫県伊丹市の昆陽池で撮影する。
 ちょっと気がかりなのは、明日は神戸の震災と同じ日付で、色々な追悼のイベントが予定されているらしいが、公園でもある昆陽池は集会その他で撮影どころではないかもしれない。が、その時は仕方がないだろう。
 今日の画像は、車の運転席から後部を撮影したもので、敷布団(ストライプ)と寝袋と毛布が主に写っている。僕は、とにかく面倒なことが嫌いなので車の後部座席はいつも倒したままにして、ベッドメイキングなしで、すぐにでも寝られるようにしている。
 三週間の取材といっても、荷物の量は、フィルムがいつもより多いだけで、普段の4〜5日の取材とそう大して変わらない。むしろ、水中撮影の道具を積んでいないので、いつもよりやや少ないくらいか?
 途中、学生時代に6年間を過ごした山口県を通ったが、やはりなつかしい。
 僕の下宿は高速道路のパーキングエリアのすぐ下にあったから、パーキングエリアに車を止めるとよく見える。高速道路沿いには、写真を覚えたばかりの頃、一生懸命野鳥の撮影をした場所もある。当時、研究室の助手だったT先生の自宅の近くも通り、先生方のことも頭に思い浮かんでくる。
 僕は思い出に浸るのは嫌いだが、思い出ってやっぱりいいなぁ。
  

01月14〜15日(火〜水)

 明日から三週間の取材に出かける。今日は、そのための車の整備を終え、荷物の準備に取り掛かっている。
 明日は移動のみで、明後日の天候が曇りの予報の場合は鳥取県まで、晴れの予報の場合には兵庫県まで移動する。鳥取県の場合はオシドリを、兵庫県の場合は、ハシビロガモなどのカモ類を撮影する予定だ。
  

01月13日(月)

 今日は、大濠公園に出かけた。が、天気予報が外れ。午前中は晴れの予報だったが、朝からどんよりした曇り空で、一枚も写真を撮らずに引き上げた。
 写真に写る水の色は天候によって大きく変わるので、開けた水面が画面に入る撮影は、やはり晴れの日に限る。
「天気予報って真剣にやってるの?」と疑いたくなるな〜。
  

01月12日(日)

 曽根干潟

 今日は晴れた。晴れたら行きたい場所が二箇所あった。一つが博多の大濠公園で、あとの一つが北九州の曽根干潟だが、今日は曽根干潟に出かけた。
 曽根干潟は、海なので潮の干満の影響を受ける。この場所は午後の3時頃に光の状態がいいのだが、その時間帯に満潮でなければ、鳥は潮がひいた干潟のはるか遠くにいて撮影ができない。今日は、午後3時頃に満潮になる日なので、その条件を優先して曽根干潟にでかけた。
 画像が小さくて見えないが、干潟の波打ち際よりやや沖合いには、数十羽のツクシガモが餌を食べている。そのツクシガモが一羽でもたくさん画面の中に入るように気を配りながらシャッターを押した。
  

01月11日(土)

 今日も天気が悪い。午後からは気持ち良く晴れわたるという予報だったのに・・・。
 ここのところ、そんな日が続いているが、予想に反して天気が悪かった日には、事務的な仕事をこなしておくことにしている。
 今日は、北日本取材の前に発送しておかなければならない写真の準備をした。
  

01月10日(金)

 16日から水鳥の撮影に出かけるが、ちょうど一年前の冬に撮影した鳥の写真の整理が、まだ終わっていない。「これ!」というインスピレーションを感じた写真を数枚抜き出しただけで、大半の写真が現像を終えた時のままになっている。
 僕の場合、写真の整理がうまく出来ないのは、あいまい気持ちで撮影をした時や、気合が空回りして狙い通りにシャッターが押せなかった時に多いが、前回の取材は、まさに気合の空回りそのものだった。ずっと、野鳥の撮影から離れていたため、久しぶりで嬉し過ぎたのだ。

 もしも撮影時に、明確な意思をもって、冷静にシャッターを押すことができれば、出来あがった写真を整理するのに、そう大した労力は必要ない。
 例えば、
「オオハクチョウの表情あふれる写真を撮る」
 という狙いで撮影したなら、その狙い通りに撮れている写真がいい写真だし、そうでない写真が良くない写真なので、表情の有無という基準に基づいて、出来のいい写真と、そうでない写真とを区別することができる。
 ところが、あいまいな気持ちで、これといった狙いなしにシャッターを押してしまうと、出来あがった写真の出来不出来を何によって評価すればいいのか、撮った本人にもわからないという事態に陥る。
 例えば、目の前の枝にカワセミが止まっている。
「きれいだな〜」
 とシャッターを押す。カワセミが少し角度を変える。
「これまた、きれいだな〜」
 とシャッターを押す。あっという間にフィルムが1本なくなるが、仕上がった写真を見ると、どれも少しずつ違う写真なのだが、大差がなく、
「これ!」
 と言える写真が、その中に見つからない。そうなると、たくさん撮影した写真の中から、どの写真を抜き出すのか、どうにも決められなくなり未整理の写真が積まれたままになってしまう。
 もちろん、
「きれいだな〜」
 という漠然とした感情は大切だが、その感情と両立して、鳥の表情を撮る、鳥の羽の色をだす、躍動感のあるポーズを写しとめる・・・など、理性的に、何か具体的な狙いを持ってシャッターを押さなければならないように僕は思う。
 2年連続して同じ失敗を繰り返す訳にはいかないから、今年は修正しなければならない。
 
 ギャラリーを更新しました。
   

01月08〜09日(水〜木)

 博多の大濠公園でカモの撮影をしたいのだが、晴れてくれない。およそ一週間、晴れの日を待ち続けていて、その間、「朝から晴れ」という天気予報の日が数日あったにもかかわらず、一度も晴れない。天気予報って、当たらないな〜
 僕は、究極のせっかちなので、待つのが何よりも疲れる。
 
 ギャラリーを更新しました。
   

01月07日(火)

 新しく買ったカメラバック(右) f64製

 こうなったら嫌だな・・・と内心心配していたら、本当にその通りになってしまうことがある。たとえば、撮影にも得意・不得意があるが、苦手だなと思うジャンルの撮影に限って、僕は、仕事を依頼されることが多いような気がする。
 それは、気のせいかもしれないし、偶然かもしれないし、または、僕にとって難しい撮影は他の人にとっても難しくて、そんな写真が市場に少ないから、依頼される機会が増えるという必然かもしれない。が、いずれにせよ、気になっていることは、逃げずにちゃんと解決しておくことが長い目で見ると近道になる。

 今日は、カメラバックを一つ買い足した。上の画像の左がこれまで使っていたドンケのバックで、右が新しく買ったf64のバックだが、ドンケが布製なのに対して、f64は化学繊維で出来ていて防水性に優れている。
 肩に掛けて軽く感じるのは、ドンケの方だが、冬の北海道で雪に降られると布製では心もとない。カバーを掛ければいいか・・・とも思ったのだが、なんだか嫌な予感がするので、新しいバックを買っておくことにした。
 数ある写真用品の中でも、最も買い物が難しいと、僕が感じるのがカメラバックだ。これだけは、カタログではなく現物を見なければ買い物ができない。
  

01月06日(月)

 今月末から来月上旬にかけて北海道で撮影をする予定だが、その帰りの便で乗る予定にしているフェリー(すいせん号)が、故障で日本海を漂流したと、昨日のニュースで聞いた。
 実は、僕は船が大嫌い。昨年の北日本取材も、船が嫌だったから青森まで陸路を使った。が、今回は取材期間が20日と、北海道に行くにしては短いため、時間短縮のため泣く泣くフェリーを使う。
 冬の日本海が、荒れると船はとても苦しい。今回、故障したフェリーで漂流するはめになった方々もさぞかし苦しかったことだろう。

 以前、僕は北海道からの帰りに、京都の舞鶴までフェリーに乗ったことがある。予定していた日は、海が荒れたため船が欠航し、翌日もきわどかったが、何とか船が出た。
 ところが、欠航するかどうか、きわどかったくらいだから海が荒れ、30時間以上の船旅で船酔いに悩まされた。
 おまけに、京都の舞鶴は大阪に近いため、厚かましい関西の客が多い。九州であれば、親は子供に迷惑をかけないように注意をするのが当たり前だが、関西ではそうではなく、子供に「それ行け!」といった感じで、急いで、たくさんの席を確保するように促すし、騒がしい。
 関西人の厚かましさと、船酔いと、船の時間の長さとで、僕は発狂しそうになり、舞鶴に入港するフェリーには以後絶対に乗らないと、その時から決めている。
 今回は、往路に新潟で撮影をするため、北海道への行きの便は新潟〜小樽のフェリーを利用する。
 帰りは、なるべく九州に近いところまで、でも舞鶴はダメ!ということで、福井県の敦賀に入港するフェリーに乗る。北海道〜敦賀の便は高速船で、移動をする距離の割には所要時間が短い。その北海道〜敦賀の高速船が漂流をしたのだから、何とも気持ちが悪い。
  

01月05日(日)

 今日の九州は、年に1〜2度見られるかどうかの大雪。そんな日は、雪の写真を撮りたいが、始動が遅れて撮影に出かけることができなかった。
 昨日は、山口県の秋芳洞で日帰りの撮影をしたが、今日が大雪であることを知ったのは、その撮影から帰宅をした後で、エネルギーを使い果たし、さらに雪の撮影ができる別の場所まで移動をする気力と時間的なゆとりが残っていなかったのだ。
 荒れた天候の中、天候とは無関係の秋芳洞の洞窟の中で撮影をして、
「いい場所を思いつき、充実した時間が過ごせたぞ!」
 とにんまりしていたのだが、もしも秋芳洞に出かけていなかったら?
 きっと雪の情報を早めにキャッチして、雪の撮影ができる場所に移動をできたに違いない。
 とすると、秋芳洞に出かけたのが、結果的には良くなかったことになるのだから、気象条件で左右される撮影は難しい!
 秋芳洞での撮影は別の日にもできるが、九州での雪の撮影は、今年はもうできないかもしれない。
  

01月04日(土)

 秋芳洞の内部

 山口県の秋芳洞に出かけた。秋芳洞は巨大な洞窟で、内部には川が流れている。僕のテーマである水辺と全く無縁ではないので、以前から一度取材しておきたいと考えていた場所だ。
 洞窟の中なので気温は年間を通して17度、光は照明器具が設置してあるので、外部の気象条件の影響を受けない。
 地上は荒れ気味の天気だったが、秋芳洞の内部では、そんなことは全く関係ない。今日の天候にピッタリの場所となった。
 上の画像は、デジタルカメラで撮影したもので、かなり明るく見えるが、実際の洞窟内は、写真撮れるの?と感じられるほどに暗い。そこまで暗いとは思っていなかったため、準備したフィルムは、高画質だけれども感度が低いタイプで、一枚の写真を撮るのに30秒くらいの時間がかかる。約1時間で歩けるコースだが、2時間以上の時間がかかった。
 フィルムで撮影した写真がどのように撮れているのか、僕は似た条件で撮影をしたことがないので、全く想像もつかないが、そんな経験もいいだろう。
  

01月03日(金)

 今日も昨日の続き。アマガエルの写真を選ぶ作業だ。
 昨日は、編集の方のアイディアに可能な限り忠実に写真を選んだが、今日は、そこに若干手を加え、より理にかなった写真の選別になるように作業を進めた。
 僕は、編集という作業が大好きで、写真を色々と並べてみて物語を展開する時間がとても楽しい。ただ当たり前に写真を並べるだけでなく、そこに自分なりの暗示を込めてみたり、よくよくページをめくった人にしか気付けないこだわりをもって写真を選んでみたり、そんな時間が大好きなのだ。
  

01月02日(木)

 今年の初夏は、子供向けの月刊誌でアマガエルの本を作ることになっている。本の大まかなストーリーは、編集のSさんが準備をしてくださり、僕はSさんの絵コンテ通りに写真を選べばいいのだが、今日は、その写真を選ぶ作業で一日が終わった。初夏に出る本だが、もう準備が始まっているのだ。

 編集者など、写真を使用する側の人の発想と、写真を撮る側の人の発想とには、しばしばズレがある。僕は、写真を使って本を作る人の思いをよく理解して受け入れなければならないし、逆に、写真を撮る人だけが提供できるアイディアに関しては、こちらから積極的に提供しなければならない。
 人の話を聞いているだけではダメだし、こちらの話を伝えているだけでもダメ。
 編集者は言うならば「指揮者」なのだから、僕は、編集者が思い描いた路線を守りつつ、その路線をより良い方向に発展させられるアイディアを自分の思いの中に探る。今日は、そんなことに注意をしながら写真を選んだ。
  

01月01日(水)

 昨年末に、数年ぶりに、北九州の曽根干潟に出かけた。以前は何度となく出かけた場所だが、風光明媚なところではないし、野鳥の図鑑的な写真が撮れただけで、人の心を打つような写真が撮れたことはない。
 写真は、「一場所、二物、三技術」という人がいるが、全くその通りで、いい場所ではいい写真が撮れるし、よくない場所では、それなりの写真しか撮れない。機材や腕よりも、いい場所選びが何よりも物を言う。僕は、いい場所ではない曽根干潟に限界を感じ、それ以降、足を運ばなくなっていた。
 ところが久しぶりに出かけてみると、以前には見えなかったものが見えた。以前は、見落としていたものが幾つもあった。もちろん、風光明媚ではなかった曽根干潟が、今回突然に風光明媚に感じられたわけではないが、まだここで撮れる写真があると、僕は感じた。
 ツクシガモやズグロカモメなど、この土地に特有の野鳥の写真は、せっかく地元に住んでいるのだからいいものを撮りたいし、今年は、過去のデータを頭の中から排除し、まっさらな気持ちでフィールドを歩いてみようと思う。
  
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自然写真家・武田晋一のHP「水の贈り物」 毎日の撮影を紹介する撮影日記 2003年01月


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