撮影日記 2026年2月分 バックナンバーへTopPageへ
 
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● 26/2/2 選挙

 子供の頃、政府与党の自民党よりも、当時の社会党や共産党の主張の方が正しいような気がして、父に聞いてみたことがありました。
 僕は当時中学生。中曽根康弘さんが総理大臣の時代でした。
 タカ派だった中曽根総理大臣に対しては批判が飛び交う機会が多く、中学生なりにきっといろいろと考えさせられたのでしょう。
 学校では、社会のG先生が中曽根政権の批判をしました。
「君たち、選挙のポスターに STOP THE NAKASONE と書いてあったのを見ましたか。 NAKASONE の前に THE が付いているのは、中曽根軍団という意味なんです。日本を危険な方向へと導こうとしている中曽根軍団を止めなければならないんです。」
 と授業中に声高に語られたのをよく覚えています。
 ともあれ、僕の質問に対する父の答えは、
「たとえ共産党が政権を取ったとしても、今とそんなに違わない政策になるんよ。社会党や共産党の人が言うのは理想なんやけど、現実はそうはならんのよ。」
 といった内容でした。
 へぇ〜という思いと、そんなはずはないという思いが、同時に込み上げてきたものでした。

 それから随分時間が経ち、父が言った通りになったと感じた機会が何度かありました。
 社会党の村山富市さんが総理大臣になった時。
 民主党政権の鳩山由紀夫総理大臣時代に、米軍基地関連でゴタゴタした時。
 そして先日、立憲民主党が与党になることを目指して公明党と合併し、かつての主張を捨て去ってしまった時。
 あと1つ、当時父に聞いたことがありました。
 社会党と共産党の違いが分からなかった僕が、
「社会党と共産党は協力したらいいんじゃない?」
 と聞いたところ、
「社会党と共産党は、主張は近いんだけど、あまり仲が良くないんよ。」
 と返ってきました。
 確かに今でも、共産党と他の革新政党との間には、一線が引かれています。
 なるほどなぁと思うのは、僕には政治のそうした側面がよく分からないと言うことです。よく分からないので、政治にあまり興味が持てないのです。
 僕などは、国に必要な政党と、誰がどの政党に属するのかを、Aiに機械的に決めさせたらいい社会ができるのではないかとさえ思ってしまいます。

 当時の社会党は、野党だったとはいえ、たまに自民党の大物政治家が選挙で負けることもありました。
 僕が住んでいる地区では、自民党のホープだった麻生太郎さんが、社会党の多賀谷真稔さんに負けてしまいました。
 でも今では、その社会党の末裔である社民党は、ほぼほぼ消滅してしまいました。
 社民党の党首の話を聞いてみると、あまりに面白くないので、僕は、絶望的な気持ちになります。
 そう言えば僕の父は、社会党や共産党が政権を取れない理由として、
「まじめな人が多いと言われているんだけど、面白くない人が多いんよ。」
 と言っていました。
 まじめな連中が通用しないなんて、あっていいものだろうか?と当時思ったものですが、社民党や共産党の党首の話を聞くと、なるほどなぁと思ってしまいます。
 ユーモアは、その人の心のゆとりの現れであり、とても大切なものではないかと。


   
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