撮影日記 2021年3月分 バックナンバーへTopPageへ
 
 
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● 21/3/8〜3/16 頭の世界、体の世界

 本作りや講話の準備でここのところパソコンを使用する時間が長かったのですが、体がもうバキバキ。
 その手の作業は、とにかく体に悪い!
 僕は普段、腹具合が悪くなることが多く、特に朝は不安定なので、いつも早朝に様子見をする時間を取っていて、その時間帯にパソコンでの作業をします。
 通常は、前日撮影した写真の処理と整理ですが、本を作ったり講話の準備をする先には、画像処理を一時的にやめて、そちらに時間を回します。
 今更?と言われてしまうそうですが、パソコンを使う作業は、頭が働かなくなったらやめてしまうのが正解かな。また明日とか、昼寝をするとか。
 とにかくアイディアの命なので、頭が新鮮であることが大切。

 その点、生き物の写真撮影は、体力の世界です。
 きつくても貫き通した方が好結果になる場合が多いように感じます。
 撮影の内容によって違ってきますが、大潮とか、晴れの日とか、条件を逃したら格段に難しくなります。
 
 

● 21/2/27〜3/7 画像閲覧ソフト

 画像処理をしたり、撮影した写真を使って本作りをするような作業は、決して嫌いではないのですが、パソコンを使用する作業は、肩が凝ったり、腕に日常的なしびれが出たりと、とにかく体に良くないのが難。
 写真撮影の際にも体を酷使しますることはありますが、生き物の撮影の場合は、生き物のコンディションや天候など被写体側の都合が大きく、どんなに自分が長く撮影を続けたくても向こうから強制終了させられるのに対して、パソコンでの作業は言うならば時間無制限デスマッチみたいなものなのです。
 普段は、パソコンを使う作業は最小限にとどめ、どんなに長くても一日2時間を超えないようにしているのですが、講演の準備をするとか、本作りの作業がある時だけは話が別。

 画像を取り扱うパソコン用のソフトは、もうちょっと何とかならないのかなぁ。例えば音声入力を採用したものが出てきて欲しい。「カタツムリ」と言葉を発すれば、自動的にカタツムリのフォルダーを開くとか。
 スマートフォンの音声入力が確立されつつこの時代に、何でそんなものが出てこないのかな?と思うのですが、案外、カメラマンの中にそれを求めている人が少ないのかもしれません。
 数ある写真の仕事のジャンルの中でも自然写真の特徴は、過去に撮り貯めした写真を使って仕事をすること。この場合の過去は、近くても1〜2年、通常は3〜4年、どうかすると10年くらい前だったりするので、過去に自分が撮影した大量の写真の中から目的とする写真を引っ張り出して使う機会が非常に多いのですが、これは非常に特殊な例で、他の多くのジャンルでは、仕事のたびに新しい写真を撮影するものなのかもしれません。
 大量の写真を扱うのは、一般的には、カメラマンよりもむしろ編集者のような立場の人の仕事なのかな?
 ところが画像を管理するソフトは、カメラと連動しており、カメラマンのものであって、編集者からは要望はあがってこないでしょうし、カメラマンが何かを言わないと変わらないのかもしれません。


   
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