撮影日記 2018年10月分 バックナンバーへ今週のスケジュールへTopPageへ
 
 
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● 2018.10.28 真横の話



 もうずいぶん前の話だが、野鳥写真家の大橋弘一さんが、真木広造さんの図鑑について、凄い!信じられない!と絶賛しつつ話をしてくださった。
 何が凄いのか?と言えば、横向きの写真が、完全な、本当の横向きだということ。
 そう言えば、今僕が引き受けている虫の写真も、ただの横じゃなくて、完全な横とリクエストされた。左右の脚が重なるくらいにと。
 実は虫の左右の脚は、写真の理論上、横から撮影する際に完全には重ならないのだが、それを説明するには図を作らなければならないので省略さえてもらうが、言わんとすることは分かる。
 生きている動物の脚や触覚などを左右対称に整えようとすると、とてつもなく難しい。
 左右対称は、もしかしたら、実はバランスが悪いのかな?多くの生き物が、どれかの脚を整えると、他の脚を動かして対称を崩す。
 だから、撮影の際には体の位置を整えるのに延々と時間がかかり、中には、1カット撮影するのに一日かかったケースも。
 問題は、それが果たして写真の本質なのか?ということ。いい写真、悪い写真とは違うことのような気もするし、それも写真の一部のような気もして、今の僕には、判断ができない。
 ともあれ、図鑑写真の世界には、そうしたある種の形式美みたいなものが存在する。日本人が作った虫の標本は、大抵きれいな左右対称だが、海外のものは、しばしば適当であることを思うと、日本人の気質なのかな?
 ともあれ、図鑑写真にこだわりたい人は、完全な真横や完全な真上に執着してみては。恐らく、何かの機会に写真が重宝され、ドカッと大量に使用されるはず。
 虫の場合は、横、腹側、背側で、それらがセットになって初めて価値を有する。
 また、今の時代には深度合成が欠かせないので、それが必要な場合は、必ず深度合成をすること。
 野鳥で完全に真横の写真を揃えるとなると、気が遠くなるくらいの時間がかかるが、そんなところにもプロのこだわりが存在する。



● 2018.10.25〜27 続・全米が泣いた?

 カメラの設定ミスに気付いた翌日、ミスを挽回すべく頑張ろうと早起きしたら、ノートパソコンがインターネットに接続できなかった。
 無線ルーターが故障したかな?
 仕方がないから、有線で接続されているデスクトップパソコンで作業をしようとしたら、やはりインターネットに接続できない。
 光電話も使えない。
 NTT西日本から提供されている機械が故障したか!
 リセットをかけたり、説明書を読むが、どうにもならない。
 問題は、業者を呼ぼうにも、取材の都合でなかなか日時を約束できないことだ。かと言って、インターネットが使えないのでは、画像を送ることができないので放置もできない。
 困ったな、と思っていたら、突然に復旧した。
 後でNTTに確認してみると、NTT側のトラブルだった。
 前日から、島に渡れない、カメラの設定の間違いに続く3つ連続のトラブルで、体は目覚めたばかり元気なのに、脳が疲れ果てていて、鬱っぽいというのか、嫌〜な感じがする。
 そこで、体の方を疲れさせてバランスを取ろうと、フィールドで写真を撮ると、徐々に朝の嫌な感じが抜けてきた。
 脳も体も疲れたところで、よし風呂にでも入ろうか!
 しかし今度は、水道から茶色い水が・・・
 20分かけ流しても改善されないので、水道局に電話をしたら、すぐに業者の方が来てくれた。
 近所の工事の影響だろうというので、水道メーカを取り外し、メーターの手前から15分くらいどんどん水を排出したら、透明な水がでてきた。 
 ただ今度は、宅配便が届く約束の時間が近づいていて、風呂に入ることができない。
 はよ、来い。ヤマト運輸。
 その後、荷物を受け取った時には疲れ果ててしまい、入浴せずにそのまま睡眠。
 散々な日々だ!



● 2018.10.23〜24 全米が泣いた?

 広島県と山口県の県境の付近にある周防大島へ向かう。前日の夕刻に少し車を走らせておいて車内泊をして、翌日早朝さらに走る。
 ところが周防大島へと渡る唯一の橋が通行止め。いつ復旧するかもわからないというので、しかたなく引き返す。
 そう言えば、橋げたに船が衝突したとニュースでやっていたよな。その時に水道管が破裂するなどして、島は今断水中なのだそうだ。
 
 交通費が勿体ないので、どこか好きな水辺に行ってみようとあちこちへ寄り道。
 島へは渡れなかったけど、それはそれなりに楽しいなとまったりしていたら、ちょうど下関まで帰ってきたところで電話がなって、先日送っておいた画像のサイズが異常に小さいとの指摘。
 そんな馬鹿な!
 画像を送信する際に間違えて縮小してしまったのなら、何の問題もないが、撮影時に間違えていたのなら、撮り直しを強いられる。
 果たして、その時の設定のまんまのカメラを車に積んであったので確認してみると、なんと!設定の間違え。あの苦労をして撮影した写真の数々が無駄になったと思うと、さすがに正気でいることは難しかった。

 ピンチの時やガッカリした時ほど冷静な人間でありたいな、と思う。
 スポーツの試合などでいつも思うのは、一流の選手ほど、ピンチになってからが強いということ。例えば野球の投手なら、ランナーを出してからが違う。
 ただ、それが一番難しいのであり、そうなりたいと思っても、現実にはなれるものでもない。
 ではどうしたものか?
 まずは、ショックで取り乱し、車の事故などを起こすのが一番良くない。
 そこで、豊田町にある小さな博物館に立ち寄り、学芸員の方の話を聞いたり、面白い生き物などを見せてもらうと、徐々に正気を取り戻してきた。
 ミスを犯した時には、そのミスとは全く関係がない誰かと話をするのは、なかなかいい。
 ただそれにしても、撮影のやり直しは痛い!
 痛すぎる。

 さて、失敗の中身を明かしておこうと思う。
 僕は普段は、デジタルカメラはRAWで撮影する。理由は、それが一番簡単だから。
 ところが深度合成をする場合は、大量の写真を撮ることになるので、スピードを優先するために先日JPGで撮影してみた。
 確かJPG画像にはサイズの選択肢があったけど、これかな?
 ファインとか、ノーマルとか、ベーシックとか。
 ファインを選んで安心しきっていたのだが、実はそれらは画像の圧縮の度合いであり、画像のサイズではなかったのだ。
 それにしても、痺れる。
 恐ろしく苦労する撮影だっただけに、全米が泣くレベルの悲劇であり、重大インシデントなのだ。



● 2018.10.21〜22 更新のお知らせ

 9月分の今月の水辺を更新しました。


● 2018.10.17〜20 NikonZ7

 ニコンZ7のフォーカスシフト撮影をテスト。
 フォーカスシフト撮影とは、ピントの位置を少しずつずらした写真を大量に撮影する機能で、撮影された画像は、パソコン上で合成する。
 いわゆる深度合成という技術だ。



 上の画像はタマムシの体表を撮影したもの。穴が開いていて毛が生えているのは面白い。


 上の画像のタマムシの体表がどれくらいの範囲かがわかるように、同じシステムを使用して別の箇所を撮影してみた。こちらは、タマムシの脚の先の爪の部分。
 大体これくらいの拡大倍率だ。


 使用したレンズは、ニコンの70-200f4ズームの先端に顕微鏡用のレンズをねじ込んだもの。
 顕微鏡用のレンズは、一種のクローズアップレンズとして機能する。
 カメラが自動的にピントをずらしながら写真を撮るのだから、それ用のレンズはオートフォーカスでなければならないのだが、高倍率を撮影できるレンズでオートフォーカスのものは存在しないので、オートフォーカスのレンズにクローズアップレンズを取り付けることになる。
 ニコンのフォーカスシフトは、まず最初に、一番近くにピントを合わせる。
 あとは、何枚撮るか?とピントずらしの幅を指定してシャッターを押すだけ。
 本当は終点も指定できればいいのだろうが、終点が指定できないから、行き過ぎるまで撮れる設定にすることになる。

 前回の日記のベストモーメントキャプチャーにしても、フォーカスシフトにしても、新しい技術が出版の仕事の現場で当たり前に求められるようになりつつある。
 ただし、焦る必要はないというのが僕の結論。
 画面構成のような写真の基礎的な部分がしっかりしていれば、この手のものは、せいぜい3〜4日あれば習得できる。

 おもしろいなと思うのは、今カメラ業界で最も大きなシェアーを持つキヤノンは、このいずれの技術もカメラに搭載していないことだ。
 ソニーは、そう遠くないうちに、まずベストモーメントキャプチャーに相当するものを搭載してくるのではなかろうか。



● 2018.10.9〜16 Nikon1v3



 ニコン1V3のベストモーメントキャプチャーで撮影。
 レンズは18ミリのf1.8。35ミリ判換算で約50ミリになる。
 ニコン1V3は一眼レフに比べるとセンサーが小さいので、感度を上げるとノイズが出やすい。したがって、このカメラは可能な限り低感度で使用する。
 カエルのジャンプの動きを止められるシャッター速度を決め、そこから絞りと感度を逆算、あとは、シャッターを半押しにして、カエルがジャンプをするのを待つのみ。
 シャッターを半押しにすると秒60枚のペースで撮影が始まるが、そんなペースで記録をすればカードがすぐに満タンになってしまうから、撮影された画像は2秒後に消される
 記録しては消しが繰り返される。
 カエルがジャンプをしたら、シャッターを全押しする。
 すると記録が終わり、ジャンプ直前の2秒間に撮影された画像が残る。
 だから葉っぱの上のカエルが身を起こし、飛び立つところが写ることになる。

 同様の仕組みがニコンの新型ミラーレスカメラ・NikonZ7に搭載されなかったのは残念。
 ニコン1以外でベストモーメントキャプチャーと同等のことが可能なのは、カシオのコンパクトカメラ、オリンパスの一部の一眼レフ、パナソニックの一部の一眼レフだ。
 いずれもその専用モードに設定して機能を発揮させるのだが、そんな大げさなものじゃなくて、同様の仕組みを利用して、通常の撮影の際にシャッターが切れるタイミングを変更できればいいのになぁと思う。
 シャッターが切れるタイミングを-1とか-0.5などと少し早くできれば、現状では撮れないシーンがいとも簡単に撮れるようになるのでは?
 ともあれ、ニコン1シリーズは製造が打ち切られたが、今日の画像を見てもらえれば分かるように、狙いは消して間違えではなかったと思う。



● 2018.10.5〜8 LEDライト

 ある小さな生き物の標本写真に苦戦中だ。
 標本撮影だからと言って殺してしまうと、腹部がベタっと地面につき、体の側面からの撮影では、腹の下側が描写できなくなる。
 だから軽く麻酔をかけて、生きている状態でギリギリ踏ん張っているところを撮影しようと試みているのだが、問題は、生きていると足の位置が、乾燥標本のようにはきれいには揃わないことだ。
 細い棒の先などで整形を試みると、相手は生きているので今度は別の足の位置が悪くなったり、時には麻酔にかかっていながらも飛んで逃げたり。
 大きな虫なら、整形も簡単なのだろうが・・・
 シンドイ。実にシンドイ。
 何と、1日に写真が1枚以下のペース。
 僕はキツイとメンドクサイは言わないことにしているのだが、足の整形などというのは写真の本質ではないだろうから、やっぱりシンドイ。
 ストロボ使用すると、特に良くない。ピカッと光った瞬間に、虫が反応して微妙に動いてしまう。
 そこでLEDライトを試してみたら、悪くない。
 ここ数日で何が得られたか、と言えば、LEDライトという引き出しかな。

(撮影テクニックの話)
 LEDライトを使用するのなら、ということで、買ったばかりのニコンZ7のフォーカスシフト機能を使って深度合成を試みてみたらなかなか凄い。
 特別なアクセサリーを使用することなしに、ピントずらしをした写真がいとも簡単に撮影できる。
 Z7は、今回の撮影の買ったわけではないのだが、いきなり役に立って気分がいい。
 LEDライトは、一時期凝ったものの結局使わなくなり、勿体ないことをしてしまったなと買い物を悔いていた道具の1つだった。
 それが機能するというのも、これまた気分がいい。
 使えると思って買った道具が機能せず、不要だとしまい込んでいたものが、今度は非常に苦しい状況で役に立つ。
 本の「積読」に近いのだろうけど、時には、ただ持っておくというのも大切だし、道具選びは、なかなか難しい。
 どうしたらいいか分からない時に、「この道具があれば解決する」と断言できるようなケースは案外少ない。大抵は、「もしかしたらその道具があれば解決するかも・・・」なので、ちょっと試すことができる道具を何となく持っておくことが大切なのだ。
 だから僕は、断捨離というやつを、基本的にしない。



● 2018.10.4 深度合成

 深度合成は、ソフトを使って実際に画像を合成してみなければ、上手く行っているかどうかが分からない。
 だから、一回撮影したら、すぐにパソコンで合成してみて、結果を確認する。
 ところがうちのスタジオは、パソコンが置いてある部屋まで多少距離がある。距離があると言っても、大した距離ではないのだけど、時には何度も何度もやり直さなければならない場合もあり、そのわずかな距離が嫌になる。
 だいたい、嫌だな〜とか面倒だなと感じるようなやり方をしているようでは、先が見えているのであり、その手の面倒は、何が何でも解消しておく必要がある。
 そこで、スタジオの隣の部屋に置いてある力不足のパソコンを活用してみることにした。
 あくまでも深度合成が上手く行くかどうかの確認なので、本データと同時に記録されるJPGの小さな画像で試してみることにした。
 小さな画像なら、その力不足のパソコンでも何とかなるようだ。
 問題は、ソフトをあと1つ買わなければならないこと。
 だから本格的なパソコンをその部屋に持っていく選択肢もあるのだが、空調がない部屋なので、夏が厳しい。
 
 さらに、カメラからパソコンへ、撮影した画像がワイヤレスで転送される設定も試してみた。
 こちらは、画像の転送に妙に時間がかかるので、多少調べたり、試行錯誤をしたり、より本格的なアクセサリーを検討する必要がありそうだ。

 深度合成用の画像は、カメラに自動的に、高速で撮影させることができるのだが、その場合は照明に、今使っているストロボではなくて、LEDライトを選択しなければならない。
 ストロボは、チャージに時間がかかるため、カメラの高速連写についていけないのだ。
 そこで、LEDライトを検討してみるのだが、ストロボと2系統保持するのは、場所も取るし煩わしいかなぁ。
 LEDライトのいいところは、ストロボと違ってピカッとしないので、生き物に刺激を与えないことがあげられる。生き物種類によっては、ストロボがピカッと光るたびに、ピク、ピクと少しだけ動いてしまうものがいる。
 深度合成をする場合は、その少しの動きが問題になる。


● 2018.10.3 フォーカスシフト/ピーキングスタック画像

 深度合成という技術がある。
 ある1つの被写体を、少しずつピントをずらしながらたくさん撮影し、ピントが合っているところだけを取り出してパソコンで合成する手法だ。
 動くものには通用しないという大きな弱点があるが、これが駆使できるケースでは、通常の撮影では得られないようなピントが深いシャープな写真が撮れる。

 フォーカスシフト撮影と名付けられているのだが、ニコンZ7には、少しずつピントをずらした写真を自動的に撮影する機能がある。
 フォーカスシフトによって撮影された画像は、パソコンに取り込み、市販のソフトを使用して合成をする。
 問題は、後でパソコンで合成してみたら、不足があったというケースだ。
 撮れているはずのものがそうではなかったら、ダメージは大きい。
 それに備えて、Z7では、カメラの中でも大雑把に合成した画像像を見ることができる。
 大雑把に合成した画像は、ピーキングスタック画像と名付けられている。

 ただし、説明書にもどこにも書かれてないのだが、ピーキングスタック画像は、ミラーレス用のZマウントでしか使用できず、Fマウントのレンズをアダプターを介して取り付けても使用できないようだ。
 そもそも、説明書には、フォーカスシフトの項目がない。いや、どこかにあるのかもしれないが、索引の中にフォーカスシフトがない。
 そこで、ニコンのプロサービスにメールで問い合わせてみたら、カスタマーサービスで聞いてくれと返ってきた。
 カスタマーサービスの担当者は、電話対応の専門家であって、カメラのことは知らない可能性が高いので、ピーキングスタック画像のような特殊な内容は酷なんじゃないかと思ったのだが、心配した通り、話が通じず、全く的外れな回答が返ってきた。
 他にあと一点、ニコンのカメラをよく理解していなければ答えにくい疑問があり、そちらもたずねてみたのだが、やはり同様。
 カスタマーサービスでは、回答がすでに文章化されていて、誰でも検索できる状態になっている内容しか答えることができない。

 仕方がないので、プロサービスに今度は電話で事情を話して聞いてみたら、プロサービスに置いてあるカメラで試してもらうことができた。
 その結果、現時点では、ミラーレスカメラ専用レンズでなければピーキングスタック画像は見れないと思われる、という結論になった。
 プロサービスを利用できない一般の人には、おや?ピーキングスタック画像が利用できないぞと思っても現状では情報がなく解決できない内容なので、ここに書いておくことにした。



● 2018.9.30〜10.2 NikonZ7 試し撮り


NikonZ7 AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G(IF) 水面越し

NikonZ7 AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G(IF) ガラス越し

 仕事のついでに、ゲンゴロウを、水面越し、ガラス越しに撮ってみて、ニコンZ7のテスト。
 結論から言うと、少なくともスタジオでは、もう一眼レフは要らないかな。

 本格的なミラーレスカメラは、借りて少し使うくらいの経験しかなかったので確信めいたことは言える立場ではなかったのだが、オートフォーカスは、一眼レフよりもやや落ちると感じていた。
 そしてその印象は、ニコンZ7でも同じ。
 その前に、一言でオートフォーカスの性能と言っても、スピード、合いやすさ、正確さなどいろいろな要素があり、ここで僕が書いているのは合いやすさの話だ。
 
 水の中の被写体の場合、陸上よりもコントラストが低くなる。
 したがって、陸上では問題なくピントが合う被写体でも、水中ではカメラが認識できないケースが多々ある。過去には、他社のカメラで、本格的なミラーレスカメラなのにこんな大きな的を捉えられないのか?と不思議に感じたこともある。
 Z7でもその傾向はあるのだが、ワイドエリアAFを選択すれば、問題なくピントが合うことが分かった。むしろ、ワイドエリアAFを採用すると、水中では、ワイドエリアAFを採用していない一眼レフよりも確実。
 オートフォーカスのエリアは、
 シングルポイント
 ダイナミックAF
 ワイドエリアAF(S)
 ワイドエリアAF(L)
 オートエリアAF
 が選択できるが、それらを呼び出しやすいようにカメラのメニューをカスタマイズした。

 1つだけ、ミラーレスカメラでやはりどうしても気にあるのは、カメラに電源が入っていなかったり、カメラがスリープしていたら、ファインダーをのぞいても真っ暗だということ。
 パッとカメラを構えた時に真っ暗なのは、気分が悪い。
 電源が入っていないケースの場合は、電源を入れっぱなしにすればいいのだが、問題はスリープの方。
 スリープを解除したら、電池の持ちの問題が生じる。
 それを回避するためには、置いてあるカメラをパッと手にすると同時にシャッターボタンを半押しして、ほとんど無意識にスリープから解除させる習慣をつけることくらいかな。
 ふっと思い出されたのは、昔のミノルタのカメラだ。
 確か、グリップにセンサーがあり、グリップを握ると同時に起動するような機種があったような気がする。
 当時は、余計なお世話だな、こんなことをするからミノルタ嫌なんだよと感じたのだが、ミラーレスカメラなら、検討の余地があるような気がする。
 それにしてもミノルタは、恐ろしいくらいに先進的だったことになる。


   
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自然写真家・武田晋一のHP 「水の贈り物」 毎日の撮影を紹介する撮影日記 2018年10月分


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