ハーフNDフィルター
四角いガラス板で、半分がサングラス状になっています。
画像中の円は、僕がマジックで書き込んだものです。
この四角いガラス板を専用のホルダーに挟み、レンズの前面にねじ込み使用します。
例えば、大平原と空を撮影したい時、空の部分にハーフNDフィルターのサングラス部分が重なるようにすると、写真の中の空の部分が、通常よりも暗く写り、雲の質感など、より迫力のある写真が撮れます。
この方法は、画面の中の半分が明、半分が暗と、きれいに2分されている被写体にだけ通用する方法ですが、半分陸上、半分水中の半水半陸写真は、もってこいの被写体に思えます。
ところが、残念ながら板が大き過ぎ、カメラを収める防水ケースの中に入りません。
撮影に必要なのは、上の画像の中に書き込んだ円の部分だけなので、この部分を切り抜くことにしました。
 

一般の円形フィルターを分解した状態
一般にレンズ用のフィルターをいうと円形のものが普通で、さまざまなサイズのフィルターが市販されています。
ハーフNDフィルターにも、レンズ前面にきれいにフィットする円形の商品が存在しますが、何故かこのフィルターに関しては、直径が58ミリよりも大きなレンズ用の商品が市販されていません。
58ミリよりも大きなレンズの場合は、角型の商品を使用するようにと、某社のカタログに記載があります。
そこで、今日は、市販されている直径77ミリのフィルターを分解し、中のガラス部分を取り出し、円形に切り抜いたハーフNDフィルターを代わりに収める改造を施すことにしました。
画像の左は、ガラスを収める枠、中は収められたガラス、右はガラスを抑えるためのネジです。
 

これが、今日、作り上げた直径、が77ミリの円形ハーフNDフィルターです。
市販品にないものだと思うと嬉しくなってくるのですが、喜ぶのは、いい写真を撮った後にしました。